英語教師のつぶやき。

英語を学び、英語を教える日々。気が付いたこと、気になったことを綴ります。

採点者のミス

「模試で減点されたところの説明をしてほしい」と、先日返却された某社の模試を持って、生徒がやってきました。返却された答案からは、どこで引かれているかは分かっても、なぜ引かれているか、どう書けばよかったかまでは分からない。模試答案が返却されて、自分で見直す生徒は多くても、さらにまだ疑問が残る点を解明しにくる生徒は少ないので、殊勝な心がけです

しかし、、、あら?

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「日本は西暦と元号と両方使っているが、これに対してどう思うか」というタイムリーな出題

I have no difficulty living and using...と書いている部分、difficultyとlivingの間に、「何かが抜けてますよ」を表す添削記号があります

これはもしかして、inがないことで減点してるのでしょうか、、、

have difficulty( trouble ) in 〜ing  「〜するのに苦労する」。この表現で、inはあってもなくてもいいはずですが、、

 

30年前、自分が高校生の時は、arriveにはatじゃないと❌にされてたし、前述の表現やspendを使った表現も、in 〜ingが後に続かないと❌でした

 

しかし、自分が教え始めてみると、arriveにはin➕地名の形もよく使われるし、onもあるし、さらには今までに2回だけですが、arrive to〜がイギリスの報道の中で使われてるのを見ました

 

spendの後ろのinも省略可能だし、どちらかというと省略される形を目にすることの方が多い気がします

 

30年前とは英語の使い方が若干違ってきたということなのか、それとも、当時は教科書や問題集以外の英語に、日常的に手軽に触れる機会がネットのある現代に比べると格段に少なかったから、先生方ご自身も教科書にある言い方しかないと思われていたのか

 

どちらであるかは分かりませんが、少なくとも今は、上に挙げた表現については、教科書等でも、arrive inのパターン、in 〜ingのinが省略されたパターンが普通に出てきます

 

生徒たちは、このinはあってもなくても構わないときちんと知っています

 

学生バイトさんによる採点なのでしょうか?どちらにしても、辞書を引いて頂ければ、大抵の辞書にはinが()で括られていて、省略可能と分かるようになっています。この採点者の方は、もしかしたら、ご自分が習ったことに自信があって、辞書を調べようと思いつかなかったのかもしれませんね

 

もしそうであるならば、日頃から日常的に、教科書参考書以外の英語に触れることをオススメします。そうすると、inがない用例にも出会い、知識をアップデートできたはず。

 

学生バイトであろうと社内の採点専門スタッフであろうと、英語の知識でお金を貰うのであれば、継続的な自己研鑽は義務だと思ってないとダメですね

 

当然、私たち教師も。